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2014年1月18日土曜日

さらにビオワインを求めて

ついにやってきました、東京のビオワインの聖地と名高いこのお店。



昼間っから30分以上並んで、飲みますですよ。
話には聞いていたけれど、開店から店内は満員。ぎゅー詰め。でも、この身を寄せ合って楽しむのがいいのです。
(今回も味はメモできず)

まずは泡。
Forget Brimont Premier Cru Brut Champagne NVというブランドノワール。しっかりしているけど、主張が強すぎないシャンパーニュ。
しかし、ここではワインよりも、パンと料理の味に驚いておりました。

次は白をボトルで。
おすすめされた中では、ソーヴィニヨンブランも惹かれたのですが、シャルドネを。
「おいしー!」ってハモっちゃった
おすすめされたら、品種は何かを聞いておくのですが、いざ飲んだらイメージとのギャップが激しすぎることが多くて、聞いてもあんまり意味なかったりする。
それもビオの魅力。
 
これは、Vin d'Montbledという、ブルゴーニュのシャルドネ。
しかし、注がれた液体がオレンジ色で、えーっ、これがシャルドネ?という驚き。
最初はややビオ臭がして、後味が少しだけ薬っぽかったのですが、しばらくすると完全に消え、ほんのり発泡していてうまみがある、非常におもしろいワイン。

クレソンサラダの卵がプリンみたいな味

で、なんやかんやと楽しくおしゃべりしながら、いろいろと食べ、メインの前に赤!

Bois Moisset Cuvée Margueriteというワインで、品種を聞き忘れたのですが、調べてみるとデュラス (Duras) というガイヤック地方の主品種だそう。
重いんだけど、日本の山ぶどう系品種のような野趣もあり、おいしいワイン。


付け合せのクスクスうま。
羊のソーセージと合わせると、ワインが進みすぎる。

有名なお店を訪れたこそばゆさが少しありつつ、もう1回というか、何回も訪れたい。渋谷から20分くらいなら余裕で歩く。

基本立ち飲みなので、限られた小さな空間にお客さんがひしめいている。普通だったら落ち着かない感じになりがちなのに、オーナーご兄妹をはじめとする店員さんが醸し出すおだやかな雰囲気に包み込まれる、居心地のいいお店。
(こんなに人がいるにもかかわらず、割り込みオーダーを入れても、完璧なタイミングでメインディッシュを持ってきてくれる、オーダーやお願いしたことを絶対忘れないなど、当たり前のようだけど、さりげない良さがいっぱい)

普段、味や香りを覚えているのは、品種のイメージから逸脱しない、それらしくきちんと造られたコたち。それはそれで大好きなのだけど。
自然派ワインとおおまかにくくってしまうけど、ヤツらは品種の個性とされる色、香り、味わい、妥当なアルコール度数という常識をぶった切ってやってくる。私の頭と体を心地よく混乱させるのです。

こんなイイ年になっても、「このめちゃくちゃだけど、カッコイイ感じ」にのめり込む自分が気恥ずかしいような、楽しいような。

2 件のコメント:

  1. 最後の赤は、クローズの小栗旬みたいな感じでしたよねー うまー♡

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    1. >クローズの小栗旬
      その "野趣感"のたとえが、さすがかんさんw またお付き合いくださいませー

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