たまに海外のワインブログを読むのだけど、Dr.Vinoというブログで、New York Timesの2013年のベストセラーとしておもしろそうな本が紹介されている。
How Scratch and Sniff wine soared to the NYT bestseller list
本のタイトルは、"The Essential Scratch and Sniff Guide to Becoming a Wine Expert: Take a Whiff of That" (「ワインのエキスパートになるための"こすると香りが出る"必須ガイド: ちょっと香りをかいでみよう」...ぐらいの意味かな)
Amazonで最高で総合13位 (現在は80位くらい)、NYTでは「アドバイス、実用書、その他部門」で10位になったとある。
著者は、ソムリエのリチャード・ベッツ氏。
少々懐かしい感じがするけど、シールをはがせば匂いがかげるという本。
この手があったか。写真じゃなくて、イラストなのがまたいい。
ブログポストでの著者へのインタビューによると、クリス・サッカという有名な投資家のお友達と旅行中に「どうしたらキミの知識を多くの人に届けられるかな?」という話の中で提案されたものらしい。アートディレクターもサッカの奥さん。その奥さんが選んだイラストレーターがまた絶妙。
温かみのあるオシャレな本の裏側は、華麗なる人脈のチームプレイというわけでした。
電子書籍ではない、実際の本ならではの企画ではありますが、宣伝は今っぽくTwitterの存在が大きかったという (クリス・サッカは140万もフォロワーがいる...)。
ワインを勉強し始めると「何かかいだことある匂いなんだけど、思い出せない!」とか「自分は人と嗅覚が違うのではないか」という思いにとらわれる。
地道に普段の生活で匂いに親しむべきなんだけど、じゃっかんまどろっこしい。
さりとて、ワインの香りのサンプルはアホみたいに高い。
そんなスキマ的な意味で、ちょこっと香りのエッセンスを勉強するのにとてもいいのではないか。
さて、日本ではどこで手に入るのか。
Amazonでは倍くらいの値段が付いている。
紀伊國屋のオンライン販売ではなかなか良心的な値段。
買っちゃおうかな..... 日本語に訳されるだろうけどなー。
ちなみに、本の表紙にある、"Wine is a grocery, not a luxury"(ワインは食料品であって、贅沢品ではない)という言葉は、著者の哲学だそう。私はそういうの、割とすき。
(あ、今確認すると、ギズモードでも取り上げられていました。「こすって香りを確認できるワインガイド本」)
追記: 最初著者をMWと書いていたのですが、勘違いのさらに上塗りということに気づきました....。以前の仕事のオフシーズンにMSを目指して勉強したり、なんだかんだしてた...というただの前置きでした。すみません。書きなおし。
恥かきついでに、MWとMSの違いはこちらが詳しいです。
いやーもう知らないことばっかりで、へー!とか、ほー!とか言いながら読ませてもらってます。こんな本があるなんて想像もしなかったw おもしろいねー。lunaさんの文章もおもろい(笑)。これからも楽しみにしてまーす( ´ ▽ ` )ノ
返信削除うっちーさん、コメントありがとうございます!これから、「日本語の表現を勉強する」「アル中にならないように、ワインをまじめに飲む」をまず達成できるよう、ちびちび書いていこうと思います!
削除(うっちーさんのブログが目標~)
そんな恐縮すぎること言わないでー(^_^;) 自分のブログはつくづく統一感ないなと思うw
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