メルシャンとは不思議なブランドである。
Chateau Mercianで「桔梗ヶ原メルロー」という日本を代表するようなものすごいワインをコスト度外視でつくっている一方で、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」みたく、よく知らない人をだますような、ワインとは呼べないシロモノもつくっている。このラインナップを見ると、Chateau Mercian以外はワインが好きな人は飲まないものも多い。オーパス・ワンもあるけどw
このへんの日本ワインの状況を知りたい方は、ワインジャーナリストの鹿取みゆきさんが書かれたこちらのすばらしい記事をどうぞ。
「国産ワイン」と「日本ワイン」は何が違う? 大手メーカーの“二方向戦略”
今日のワインはChateau Mercianの「日本の地ワイン」シリーズで私がよく買う、「福島県会津地方新鶴地域収穫 地ワイン」です。
500mlで、価格は1000円前後。CPよし!
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福島県会津地方新鶴地域収穫 地ワイン
産地: 日本、福島県
生産者: Chateau Mercian
ヴィンテージ: 2011年
品種: シャルドネ 100%
アルコール度数: 12.5%
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樽ありのシャルドネ飲みたいーって思ったら、冷蔵庫にあった!やったー。
香りは、柑橘系の果皮の香りがまず来て、その後にりんご、樽由来のナッツ、最後にハーブティ。
味は、フルーティな酸味が上品。ちょこっとミネラルも感じる。とても好きな味。主張しすぎず、安いシャルドネにありがちな「樽々したしつこさ」もない。
こちらを読むと、新鶴地区はシャルドネに向く土地だそう。ただ雨が多い。それを解決するため、栽培農家が秋冬に雨よけを設置して栽培しているらしい。手間ひまがかかるワインをこんなに安く飲めていいんだろうか。
最初は近くのスーパーで見つけて買うようになったんだけど、2010年ヴィンテージが売り切れてからスーパーに行くたびに次のが出ないかとやきもきした。
3月に勝沼のChateau Mercianに行った時に2011年ヴィンテージが積まれているのを見て、本当にうれしかった。福島県はとても広い県だということは知っているものの、やはり目にするまでは心配した。
今では、2011年もネットでは完売しているショップも多く、なかなか見つからない。
新鶴地区のワインは、もう少し高いラインやスパークリングもあるので、今度ぜひ買ってみたい。
2012年ヴィンテージが売りだされるのももうすぐだろうね。楽しみ。
メルシャンは大企業の志とカネ至上主義がどっちも丸見えで不思議なブランド。とりあえずChateau Mercianは全部飲むつもり。
お、2014年1月、六本木にChateau Mercianのコンセプトワインバーができるらしい。
Chateau Mercian Tokyo Guest Bar
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