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2013年12月26日木曜日

マルセル・カブリエ クレマン・ド・ジュラ ブリュット

クリスマスイブに自分の作った夕飯に開けた、ブランドブランのクレマン。

食事との相性がナゾなときは泡を選ぶ
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Marcel Cabelier Cremant du Jura Brut (マルセル・カブリエ クレマン・ド・ジュラ ブリュット)
産地: フランス、ジュラ
生産者: La Maison du Vigneron
ヴィンテージ: 2009年
品種: シャルドネ 100%
アルコール度数: 12%
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買った通販サイトでは生産者がマルセル・カブリエ家と書いてあるが、違うのではないか。ちゃんと調べてんのかな。
ジュラ地方の大手メゾン、ラ・メゾン・ド・ヴィニュロンの1ブランドがマルセル・カブリエらしい。

スパークリングワインには、国、地方、製法によっていくつもの種類や呼び方があります。最近は普通に知られていると思うけど、シャンパーニュというのは、法律で決められた製法で作る、フランスのシャンパーニュ地方のスパークリングワインにのみ許された呼び方。
フランスで、泡の総称、つまり「スパークリングワイン」のことは、「ヴァンムスー」(ヴァン=ワイン、ムスー=泡) といいます。
「クレマン」は、シャンパーニュ以外の地方で、シャンパーニュと同じ手間のかかる製法で作っていると認められたヴァンムスーのことです。詳しいことは割愛しますが、そんなわけでこのコもお名前から「ジュラ地方生まれだけど、シャンパーニュと同じ伝統的な製法で大事に育てられました」とアピール。

スパークリングワインは普通のワインと異なることがいくつかあるのですが、そのうちのひとつがヴィンテージが重要視されない、という点。ラベルには年が書いてありません。これは、品質を一定に保つことが普通のワインより難しく、複数の年のぶどうをブレンドして作るのが一般的だからです。毎年同じ味にすることが大事なのだそう。ただ、とびきり高級で特別なキュヴェにはヴィンテージ表示があったりします。

このワインは2009年とさりげなく書いてある....。この理由は正直分からない。メゾンのサイトを見ても、この年以外でもヴィンテージありなので、特別2009年のぶどうが良かったとかいうわけでもなく、そして値段も安い(2000円くらい。フランスだとその半分以下)ので、おそらく単に実験的か、「そういうもの」な個性くらいのスタンスで単一年のぶどうで作っているのかなぁ。

前置きが長くなりましたが、やっぱり製法やヴィンテージ表記から、値段を超越する期待がちょっぴり膨らむわけですわ。

色は黄色。薄くはない。発泡の圧力がすごかったけど、泡はそれほど細かくない。
香りはリンゴと梨。白い花。そして少しだけイーストの香り。
味もリンゴ!超リンゴ!そしてイースト。残念ながら、酸味はほとんど感じられない。何だろう。確かにちゃんと作られている味はするんだけど、「後にくるぞ!」と期待する酸味がこないので、「あれ?」ってガクッと拍子抜け。辛口ではあるけど、何だか締まりのない味。こういうもんなのかな??

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