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2013年12月23日月曜日

ビオワインを求めて

ビオワイン。自然派ワイン(ヴァンナチュール)という曖昧な呼び名でも呼ばれる。
今ヨーロッパでも大人気ということだけど、私はどうも苦手だった。にごった液体から漂う獣臭....。ムリ。食欲がないときにとんこつラーメン屋の前を通ったときのような気分になる。

しかし先月、本当においしいビオワインを飲ませくれるお店に行って、印象がまったく変わってしまいました。
獣臭はなかったり、あっても香りを複雑にするエッセンスとして働く。
普段ソーヴィニヨンブラン (のネコの◯◯◯的なところ) があまり好きではないのだけど、ビオだと尖ったところがなく、とても優しい味になる。ピノノワールも素朴でほっこりした味。

で、昨日も女友達とふたりで三軒茶屋にある小さなビオワインのお店に行きました。
12、3人くらいでいっぱいになってしまうお店だけど、店員さんは厨房担当2名とワイン担当1名の3名体制。フレンドリーで丁寧な接客です。

先に書くと、今回はふたりで行ったので、ボトルは開けずにすべてグラス。なので写真は撮ったものの、詳しいワイン情報が分かりません。
あと、グラスワインの価格は不明(笑)

まずはスパークリング。ガメが入ったロゼとリースリングが入ったクレマンダルザス。選べないので、1つずつ頼んでふたりで飲み比べ。

白: Rene Mure Cremant d'Alsace Cuvee Prestige
ロゼ: Les Capriades
どちらも辛口で、どちらも泡が細かい。
白はさっぱり。リースリングらしい酸味が後をひく。
ロゼはイーストやリンゴの香り。

SB: ソーヴィニヨンブラン、CH: シャルドネ。どっちもラベルが絵で名前がよくわからない。

次はおすすめされたソーヴィニヨンブラン。色はにごった黄色。おいしいビオはハチミツの香りがする。飲むと、SBらしい青い草のようなフレッシュな味わい。
私は次にまったりしたシャルドネを。これがおいしかった!香りはいつものシャルドネっぽくなく、ほっこりした焼き芋やほんのちょっと海藻(「ごはんですよ」みたいなにゅるにゅるとした磯の感じ)を彷彿とさせる香り....。
飲むとフレッシュなハチミツみたい。

(追記: RWGのワインショップをパラパラと見ていたら、このシャルドネ見つけたー。運命かも→Blanc Escargot Vincent Tricot)

 
 
ここで赤。
注文した鹿肉のソースが甘めなので、負けないラングドックの濃ゆいシラーをおすすめされた。

zelige-caravent velvet
干しぶどうやインクの香り。飲むと、果実味とボリューム感がすごい。ナッツやチョコレートを感じる後味が最高。昨日飲んだ中ではこれが一番ヒット。

後は同じラングドックのDomaine Leon Barral Faugeres (2010)、デザートワインにアルザスのゲヴェルツトラミネール (Alsace Gewurtztraminer Steinert Domaine Ginglinjer) を飲みました....。全部で6杯....。量的には、ひとり1本強ってところですかね。

今日は二日酔いもなく、爽快。

あ、お料理もめちゃくちゃおいしいお店です。

鹿肉とフォアグラ


また行きたいな.....。お金をためなければ。

2 件のコメント:

  1. 読んでいてお腹が鳴りました~。ああ美味しそう。お店の雰囲気も素敵ー。「ごはんですよ」飲んでみたい!w

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    1. ゆっくり上京される折にはぜひ一緒にいきましょー!

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