第1章の続きです。後半は主要品種の紹介。
黒ブドウは、ピノノワール、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラー(シラーズ)、グルナッシュ(ガルナッチャ)、サンジョヴェーゼ、テンプラニーリョという納得のセレクションなのですが、面白いのが白ブドウ。
シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、リースリング... までは良いとして、残りがピノグリ(ピノグリージョ)、ヴィオニエ、マスカットなのですね。シュナンブラン、セミヨン、ゲヴェルツトラミネールではない。
これがWSETの個性ですかな。どこかのブログで読んだのは、WSETは流通視点だから、売れるもの重視ということ。ヴィオニエ好きの私が拾いますが、ヴィオニエの項目は "Viognier is becoming increasingly fashionable." という書き出しです。この教科書は2011年、第2版は2012年出版ですから、まあまあ最近。ヴィオニエ、ブレークですね。
というわけで、第2章の栽培環境にまいります。
2015年5月28日木曜日
2015年5月24日日曜日
WSET Level 3 (1): ブドウ原品種、品種、台木 (Grape Species, Varieties and Rootstocks) その1
資格試験に合格したら、覚えたことを忘れないうちにWSETを受けるといいですよ、とアドバイスされてすでに半年以上。試験で暗記したあれこれはすでに忘却の彼方...。
WSETとは、Wine & Spirit Education Trustの略で、ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関です。認定試験はLevel 1から5まであり、1から3までは日本語でも受けることができます。
日本の呼称資格レベルだと、日本語で受験する場合はInternational Higher Certificate、英語で受験する場合はLevel 3の難易度が同等となります。この辺、ちょっとわかりづらい。
難易度は同等といっても、日本ソムリエ協会が提供する試験とは趣旨がまったく違う模様。WSETの本拠地イギリスは、ワインの取引や流通で歴史的に影響力の大きい国。WSETも流通という側面からみたワインに重点が置かれているようです。
私はLevel 3 (英語) をいつか受験しようと思っていますが、受験はおまけで、大事なことが2つあります。
1. 復習: せっかく勉強したのに、このままでは忘れる一方であるため。なんかこれ、エキスパート受験のときも言ってた気がするけど...。
2. ワイン英語の勉強: ごくたまにワインに関係する翻訳の依頼をいただくのですが、調べ物に時間がかかる。日本語と英語を結び付ける力がまだ足りていない。英語と日本語の両方でもっと専門用語に慣れておきたい。
というわけで、挫折しそうな雰囲気が今からみなぎっておりますが、ぼちぼちテキストを読みこなして行く予定。ブログには、気になった用語をピックアップしていきます。
今回はこちら。
One Year Old Wood
説明を読んでも最初はイマイチピンとこなかったのだが、新梢 (1年枝) のことらしい。2年枝以上になると、Permanent Woodと呼ばれる。これ、日本語ではなんだろう。結果母枝かな。
Crossings
交配。ワインの世界では、欧州系原品種であるヴィティスヴィニフェラの品種同士を掛け合わせること。たとえば、カベルネソーヴィニヨンは、ソーヴィニヨンブランとカベルネフランの自然交配で生まれたもの。
Hybrids
こちらは「交雑」で、異なる原品種を掛け合わせること。テキストの例であれば、19世紀後半にフィロキセラという根につく害虫が原因でヨーロッパのブドウが壊滅的になったとき、耐性のある米系品種とヴィティスヴィニフェラ系品種で交雑を行ったらしい。1950年に禁止されるまではその木でブドウも造っていたように読めるけれど、現在でも交雑したものは台木としての用途が主だと思う。
(ブドウは地中の台木部分と、地上部分の穂木を接木して栽培。台木が米系、穂木がヴィティスヴィニフェラというのが普通。)
ということは、日本の代表的黒ブドウ、マスカットベーリーAは、米系のベーリーとヴィティスヴィニフェラのマスカットハンブルグの「交雑」品種であるわけですね。
続きます...。うーん、挫折しそう...。
WSETとは、Wine & Spirit Education Trustの略で、ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関です。認定試験はLevel 1から5まであり、1から3までは日本語でも受けることができます。
日本の呼称資格レベルだと、日本語で受験する場合はInternational Higher Certificate、英語で受験する場合はLevel 3の難易度が同等となります。この辺、ちょっとわかりづらい。
難易度は同等といっても、日本ソムリエ協会が提供する試験とは趣旨がまったく違う模様。WSETの本拠地イギリスは、ワインの取引や流通で歴史的に影響力の大きい国。WSETも流通という側面からみたワインに重点が置かれているようです。
私はLevel 3 (英語) をいつか受験しようと思っていますが、受験はおまけで、大事なことが2つあります。
1. 復習: せっかく勉強したのに、このままでは忘れる一方であるため。なんかこれ、エキスパート受験のときも言ってた気がするけど...。
2. ワイン英語の勉強: ごくたまにワインに関係する翻訳の依頼をいただくのですが、調べ物に時間がかかる。日本語と英語を結び付ける力がまだ足りていない。英語と日本語の両方でもっと専門用語に慣れておきたい。
というわけで、挫折しそうな雰囲気が今からみなぎっておりますが、ぼちぼちテキストを読みこなして行く予定。ブログには、気になった用語をピックアップしていきます。
今回はこちら。
One Year Old Wood
説明を読んでも最初はイマイチピンとこなかったのだが、新梢 (1年枝) のことらしい。2年枝以上になると、Permanent Woodと呼ばれる。これ、日本語ではなんだろう。結果母枝かな。
Crossings
交配。ワインの世界では、欧州系原品種であるヴィティスヴィニフェラの品種同士を掛け合わせること。たとえば、カベルネソーヴィニヨンは、ソーヴィニヨンブランとカベルネフランの自然交配で生まれたもの。
Hybrids
こちらは「交雑」で、異なる原品種を掛け合わせること。テキストの例であれば、19世紀後半にフィロキセラという根につく害虫が原因でヨーロッパのブドウが壊滅的になったとき、耐性のある米系品種とヴィティスヴィニフェラ系品種で交雑を行ったらしい。1950年に禁止されるまではその木でブドウも造っていたように読めるけれど、現在でも交雑したものは台木としての用途が主だと思う。
(ブドウは地中の台木部分と、地上部分の穂木を接木して栽培。台木が米系、穂木がヴィティスヴィニフェラというのが普通。)
ということは、日本の代表的黒ブドウ、マスカットベーリーAは、米系のベーリーとヴィティスヴィニフェラのマスカットハンブルグの「交雑」品種であるわけですね。
続きます...。うーん、挫折しそう...。
2015年5月22日金曜日
クラシック・ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン / クロ・デュ・ヴァル
1か月以上も放置して、このブログの存在を忘れたかのように生きておりました。
その間にお気に入りのワインバーを見つけたりしていたのですが、今回はテイスティングメモを。
家でひっさびさに牛肉を焼いた日に、セラーで2年ほど熟睡していたこのカリフォルニアワインを開けました。
カリフォルニアワインを世界的に有名にした1976年のパリ対決から10年。1986年の雪辱戦でもフランスワインを返り討ちにしたワインだそう。
=======
クラシック・ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
産地: カリフォルニア州、ナパバレー
生産者: Clos Du Val
ヴィンテージ: 2009年
品種: カベルネソーヴィニヨン 100%
アルコール度数: 13.5%
価格: 忘れた...。最新ヴィンテージは5000円前後
=======
カベルネソーヴィニヨンだけれど、青臭さはまったくない。完熟だし、2009年だから飲み頃なんでしょう。
タンニンは強いけれど、エレガントでシルキーな感触。すばらしい。
香りはチョコレートや黒い果実が迫ります。フレッシュフルーツというよりは、ジャムっぽい。
スパイシーだし、酸味もほどよい。
さすがの1本です。肉好きな方はお誕生日とか、特別な機会にぜひ。
それにしても、うーん、あかん、自分のテイスティング力が落ちてるなーと感じる....。まじめに飲まねばいかんです。
その間にお気に入りのワインバーを見つけたりしていたのですが、今回はテイスティングメモを。
家でひっさびさに牛肉を焼いた日に、セラーで2年ほど熟睡していたこのカリフォルニアワインを開けました。
カリフォルニアワインを世界的に有名にした1976年のパリ対決から10年。1986年の雪辱戦でもフランスワインを返り討ちにしたワインだそう。
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クラシック・ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン
産地: カリフォルニア州、ナパバレー
生産者: Clos Du Val
ヴィンテージ: 2009年
品種: カベルネソーヴィニヨン 100%
アルコール度数: 13.5%
価格: 忘れた...。最新ヴィンテージは5000円前後
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カベルネソーヴィニヨンだけれど、青臭さはまったくない。完熟だし、2009年だから飲み頃なんでしょう。
タンニンは強いけれど、エレガントでシルキーな感触。すばらしい。
香りはチョコレートや黒い果実が迫ります。フレッシュフルーツというよりは、ジャムっぽい。
スパイシーだし、酸味もほどよい。
さすがの1本です。肉好きな方はお誕生日とか、特別な機会にぜひ。
それにしても、うーん、あかん、自分のテイスティング力が落ちてるなーと感じる....。まじめに飲まねばいかんです。
2015年4月9日木曜日
ドッグ・ポイント・ヴィンヤード "セクション94"
翻訳家の村井理子さんの「オーブン焼き」が通訳・翻訳クラスタ (と、きっとそれ以外でも!) でバズっています。料理が苦手なので、普段ならレシピ系はスルーなんですが、これはオーブンで焼くだけ!というわけで作ってみました。
鴨のコンフィが冷蔵庫にあったので入れたんですが、普通の肉のほうが良かったかも。
簡単な料理かとおもいきや、オーブンレンジのオーブン機能を使うの何年ぶりなんだ!みたいな私では熱の加減が難しかった。でも学習したので、次回はきっと完璧においしいのができるはず。(それでもおいしかったー)
これに何のワインを合わせるべきか。ワイルドだし、ビオのおいしい赤かなと思っていたのですが、直前でコレに決めました。白!
=======
ドッグ・ポイント・ヴィンヤード "セクション94" (Dog Point Vinyard Section 94)
産地: ニュージーランド、マールボロ
生産者: Dog Point Vinyard
ヴィンテージ: 2011年
品種: ソーヴィニヨンブラン100%
アルコール度数: 14%
価格: 4000円程度
=======
ニュージーランドのマールボロといえば、ソーヴィニヨンブランが世界の標準となるくらい有名です。パッションフルーツと青い香りが迫ってくるフレッシュなもの。しかしこちらは、18か月樽熟成ということで、まったく違う魅力を醸し出します。
色は緑にも見えたのですが、明かりによってはもう少し濃い麦わら色。樽のくぐもった触感とやわらかさ。でも負けない酸味。グレープルーツの香りと酵母っぽい感じが混ざり合う。アルコール度数14%というのもびっくりの高さなんですが、そのせいか全然肉に負けません。もちろんハーブを乗せたグリル野菜にもぴったり。
これ、初めて飲んだのはオセアニア料理のお店でしたが、肉肉しい料理にも合ったんですねー。そのときまでソーヴィニヨンブランが苦手だったのですが、これを飲んで驚いてからは、樽がかかっていないソーヴィニヨンブランも楽しんで飲めるようになりました。
あまり料理とワインのマリアージュに興味ないんだけど、これはよかったな。また買おう。
こういう人生をほんの少し変えるワインともっと出会いたいなぁ。
| オーブン前 |
| オーブン後 |
簡単な料理かとおもいきや、オーブンレンジのオーブン機能を使うの何年ぶりなんだ!みたいな私では熱の加減が難しかった。でも学習したので、次回はきっと完璧においしいのができるはず。(それでもおいしかったー)
これに何のワインを合わせるべきか。ワイルドだし、ビオのおいしい赤かなと思っていたのですが、直前でコレに決めました。白!
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ドッグ・ポイント・ヴィンヤード "セクション94" (Dog Point Vinyard Section 94)
産地: ニュージーランド、マールボロ
生産者: Dog Point Vinyard
ヴィンテージ: 2011年
品種: ソーヴィニヨンブラン100%
アルコール度数: 14%
価格: 4000円程度
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ニュージーランドのマールボロといえば、ソーヴィニヨンブランが世界の標準となるくらい有名です。パッションフルーツと青い香りが迫ってくるフレッシュなもの。しかしこちらは、18か月樽熟成ということで、まったく違う魅力を醸し出します。
色は緑にも見えたのですが、明かりによってはもう少し濃い麦わら色。樽のくぐもった触感とやわらかさ。でも負けない酸味。グレープルーツの香りと酵母っぽい感じが混ざり合う。アルコール度数14%というのもびっくりの高さなんですが、そのせいか全然肉に負けません。もちろんハーブを乗せたグリル野菜にもぴったり。
これ、初めて飲んだのはオセアニア料理のお店でしたが、肉肉しい料理にも合ったんですねー。そのときまでソーヴィニヨンブランが苦手だったのですが、これを飲んで驚いてからは、樽がかかっていないソーヴィニヨンブランも楽しんで飲めるようになりました。
あまり料理とワインのマリアージュに興味ないんだけど、これはよかったな。また買おう。
こういう人生をほんの少し変えるワインともっと出会いたいなぁ。
2015年3月20日金曜日
カンフーガール
少し前に、ひょんなことでワシントン州のワインについて調べてレポートを書きました。
アメリカのワシントン州というのはもちろんD.C.とは異なり、西海岸最北の州です。スタバとかマリナーズで有名なシアトルがある州。ここはワイン産地としても全米2位の生産量を誇ります(1位とは大差なんですが)。シアトルは雨が多いイメージがありますが、ワイン産地はもっと東側で、雨がほとんど降らない荒野です。つまりブドウ栽培に適している。テロワールが素晴らしいのです。
しかし、地味ぃぃぃ!!
なぜかというと、今は品種ありきで産地や好みを語る時代。カリフォルニアはカベルネソーヴィニヨン、お隣のオレゴンはピノノワールというスター品種があるのに、ワシントンにはない。玄人受けするラインナップながらホームランバッターがいない野球チームみたいなものなのです。
(というお話は、すべて"Washington Wines and Wineries: The Essential Guide" (Paul Gregutt著)に寄りかかって書いております)
あんまり日本でも意識されていない産地であるため、見かけることも少ないのだけど、その中でも比較的有名なワインは、やはりチャールズ・スミスじゃないだろうか。白黒でロックテイストなラベルを見たことがある人も多いはず。私はこの間、立川のふつーの焼肉屋さんにオンリストされているのを見ました。
今回は気まぐれに買ったこれ。
=======
カンフーガール (KUNGFU GIRL)
産地: アメリカ、ワシントン州
生産者: Charles Smith Wines
ヴィンテージ: 2013年
品種: リースリング100%
アルコール度数: 12%
価格: 2400円程度
=======
色はリースリングにしてはやや濃いのかな?上の写真よりちょっと濃い気がする。
香りは、レモン、ライム、白い花、リンゴ (ワイナリーのサイトにはフジリンゴって書いてある)。そしてかすかに灯油香。おお、やっぱりリースリングだなぁって感じる。
味は、抜栓したてのときはもっとシャープに突き抜けていた気がする。酸味も元気いっぱいだった。高貴なリースリングというよりは、エネルギッシュで味が凝縮されているようなリースリング。でもリースリングらしい上品さは失われていない。
今飲んでいるのは、小瓶に移し替えてしばらく置いていたもの。角がとれ、やや甘やかな顔も見せる。
このリースリング、好きだな。気温が上がってくると、赤より白を飲みたくなるんだけど、そういうカジュアルな飲み方にぴったりだと思う。私はわかりやすいワインが好きなので、ドイツやアルザスより好みかもしれない。
上の本の著者は、ワシントン州のスター品種候補としてセミヨンを挙げていたけれど、私はリースリングのほうがいいと思うんだなー。だって、こんなにキュートで元気いっぱいで上品なリースリング造れちゃうんだもの。そんな土地、なかなかないよ!(たぶん)
アメリカのワシントン州というのはもちろんD.C.とは異なり、西海岸最北の州です。スタバとかマリナーズで有名なシアトルがある州。ここはワイン産地としても全米2位の生産量を誇ります(1位とは大差なんですが)。シアトルは雨が多いイメージがありますが、ワイン産地はもっと東側で、雨がほとんど降らない荒野です。つまりブドウ栽培に適している。テロワールが素晴らしいのです。
しかし、地味ぃぃぃ!!
なぜかというと、今は品種ありきで産地や好みを語る時代。カリフォルニアはカベルネソーヴィニヨン、お隣のオレゴンはピノノワールというスター品種があるのに、ワシントンにはない。玄人受けするラインナップながらホームランバッターがいない野球チームみたいなものなのです。
(というお話は、すべて"Washington Wines and Wineries: The Essential Guide" (Paul Gregutt著)に寄りかかって書いております)
あんまり日本でも意識されていない産地であるため、見かけることも少ないのだけど、その中でも比較的有名なワインは、やはりチャールズ・スミスじゃないだろうか。白黒でロックテイストなラベルを見たことがある人も多いはず。私はこの間、立川のふつーの焼肉屋さんにオンリストされているのを見ました。
今回は気まぐれに買ったこれ。
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カンフーガール (KUNGFU GIRL)
産地: アメリカ、ワシントン州
生産者: Charles Smith Wines
ヴィンテージ: 2013年
品種: リースリング100%
アルコール度数: 12%
価格: 2400円程度
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色はリースリングにしてはやや濃いのかな?上の写真よりちょっと濃い気がする。
香りは、レモン、ライム、白い花、リンゴ (ワイナリーのサイトにはフジリンゴって書いてある)。そしてかすかに灯油香。おお、やっぱりリースリングだなぁって感じる。
味は、抜栓したてのときはもっとシャープに突き抜けていた気がする。酸味も元気いっぱいだった。高貴なリースリングというよりは、エネルギッシュで味が凝縮されているようなリースリング。でもリースリングらしい上品さは失われていない。
今飲んでいるのは、小瓶に移し替えてしばらく置いていたもの。角がとれ、やや甘やかな顔も見せる。
このリースリング、好きだな。気温が上がってくると、赤より白を飲みたくなるんだけど、そういうカジュアルな飲み方にぴったりだと思う。私はわかりやすいワインが好きなので、ドイツやアルザスより好みかもしれない。
上の本の著者は、ワシントン州のスター品種候補としてセミヨンを挙げていたけれど、私はリースリングのほうがいいと思うんだなー。だって、こんなにキュートで元気いっぱいで上品なリースリング造れちゃうんだもの。そんな土地、なかなかないよ!(たぶん)
2015年3月17日火曜日
【自分メモ】ここ数か月で印象に残ったワイン大集合
お店やお友達のおうちで飲んだワインもテイスティングコメントを残せればいいのですが、だいたいメインのワインが出てくる頃には酔っぱらっていますので、「あれ、おいしかったよなー」くらいにしか思い出せないもの。
昨日今日とちょいとやさぐれておりましたので、自分メモで「あの時よかったなー」というワインをひたすら挙げていく自己満足エントリです。
大体去年 (2014年) の12月あたりから。
↑は、Domaine YOYO。ラングドックのビオです。ビオなのに、6000円前後という強気お値段。でもなかなかお目にかかれないし、おいしいんですよねー。別の種類のがあと2本あるので、できれば1本はテイスティングエントリを書きたいと思います。
↑は、日本ワイン会。イセハラの2014のリリースは今年の10月までおあずけなので、2013は貴重。あと、シャトーメルシャンの桔梗ヶ原メルローは、日本を代表するワインでしょう。常に3万円のコストがかかった1万円のワインという情報が頭をよぎりますが、やはりすごいワイン。これ以前にも飲んだことがあるのですが、10年くらい前のヴィンテージでもまだ若々しかった。
モレ・サン・ドニのプルミエクリュ。ブルオタの方が持ってきてくださったんですが、うまかったわー。
シャトーディケム様。言葉は要りません。生きててよかったw
クリスマス直前に、お世話になったお友達に持って行って、ほぼ1人で飲んできたテタンジェ。
まだ飲んでないけど、ボーペイサージュが1本だけ当たった。ツガネのメルロー。うれしい!
たぶん、すごいバローロ。
お正月にウチで開けたボランジェ。映画ファンには007のシャンパーニュと言ったほうがいいのかな?生活感いっぱいですみません。
友人夫妻と三茶で飲んでいたら、なんとしれっとヨイチノボリのパストゥグランが黒板にオンリスト。お店の方に「これホントにあるんですか?」と思わず聞いてしまった。お店の方はニヤリ。うふふ。これが初ドメーヌタカヒコでした。あまり飲めない友人のだんなさんも結構飲んでいた。パストゥグランだからガメ (追記: ガメは間違い。ツヴァイゲルトです) とピノですが、めっちゃおいしかった。
ちなみに、「愛と胃袋」っていう、ご飯もとてもおいしいお店 ↓
これ、見るからにすごいボルドー、サンテミリオンの格付けワインなんですが、持参したご本人が間違って持ってきたという話もあり、ノーコメントw
ローヌといえばギガル。コンドリューでヴィオニエまで造っているとは知りませんでした。めっちゃおいしかった。ヴィオニエ愛してる。
で、これは今年のベスト3に入る。ベスト1かも。ボーペイサージュのカベルネフラン。こんなキュートなカベルネフラン、初めて。私のカベルネフランのイメージをがらっと変えた。素晴らしすぎる。
この間飲んだ、ヴァン ド ミチノク。Facebookでワインバーやジャーナリストのみなさまが挙げていたので、飲んでみたかったのですが意外なところで飲めました。ヤマブドウとマスカットベーリーAなど、まぜこぜな感じが良い!
経緯などはこちらのブログに詳しい。全然関係ないけど、ピュズラボノームの雰囲気もちょっとだけ感じたりして。来年も飲めますように。
東北では、山形や福島はワインの銘醸地なんです。
身震いするようなボトルが並べられたのですが、選んだのはこちら。
ボンヌ・マール、グランクリュ。幸せすぎてしにそうになった。
昨日今日とちょいとやさぐれておりましたので、自分メモで「あの時よかったなー」というワインをひたすら挙げていく自己満足エントリです。
大体去年 (2014年) の12月あたりから。
↑は、Domaine YOYO。ラングドックのビオです。ビオなのに、6000円前後という強気お値段。でもなかなかお目にかかれないし、おいしいんですよねー。別の種類のがあと2本あるので、できれば1本はテイスティングエントリを書きたいと思います。
↑は、日本ワイン会。イセハラの2014のリリースは今年の10月までおあずけなので、2013は貴重。あと、シャトーメルシャンの桔梗ヶ原メルローは、日本を代表するワインでしょう。常に3万円のコストがかかった1万円のワインという情報が頭をよぎりますが、やはりすごいワイン。これ以前にも飲んだことがあるのですが、10年くらい前のヴィンテージでもまだ若々しかった。
これは日本ワインじゃないけど、ニュージーランドで造られているKusuda。ニュージーランドを代表するワイナリーの1つと言っていいんでしょうね。ものすごくおいしかった。前にシラーを飲んだのですが、ニュージーランドのシラーってオーストラリアのシラーズと全然違うんだなーと。Kusudaのレベルが高いだけかもしれないですけど。
モレ・サン・ドニのプルミエクリュ。ブルオタの方が持ってきてくださったんですが、うまかったわー。
シャトーディケム様。言葉は要りません。生きててよかったw
クリスマス直前に、お世話になったお友達に持って行って、ほぼ1人で飲んできたテタンジェ。
まだ飲んでないけど、ボーペイサージュが1本だけ当たった。ツガネのメルロー。うれしい!
たぶん、すごいバローロ。
お正月にウチで開けたボランジェ。映画ファンには007のシャンパーニュと言ったほうがいいのかな?生活感いっぱいですみません。
友人夫妻と三茶で飲んでいたら、なんとしれっとヨイチノボリのパストゥグランが黒板にオンリスト。お店の方に「これホントにあるんですか?」と思わず聞いてしまった。お店の方はニヤリ。うふふ。これが初ドメーヌタカヒコでした。あまり飲めない友人のだんなさんも結構飲んでいた。パストゥグランだからガメ (追記: ガメは間違い。ツヴァイゲルトです) とピノですが、めっちゃおいしかった。
ちなみに、「愛と胃袋」っていう、ご飯もとてもおいしいお店 ↓
これはキムラセラーズのピノ。これもニュージーランドのワイン。素晴らしかった。これ、見るからにすごいボルドー、サンテミリオンの格付けワインなんですが、持参したご本人が間違って持ってきたという話もあり、ノーコメントw
ローヌといえばギガル。コンドリューでヴィオニエまで造っているとは知りませんでした。めっちゃおいしかった。ヴィオニエ愛してる。
で、これは今年のベスト3に入る。ベスト1かも。ボーペイサージュのカベルネフラン。こんなキュートなカベルネフラン、初めて。私のカベルネフランのイメージをがらっと変えた。素晴らしすぎる。
この間飲んだ、ヴァン ド ミチノク。Facebookでワインバーやジャーナリストのみなさまが挙げていたので、飲んでみたかったのですが意外なところで飲めました。ヤマブドウとマスカットベーリーAなど、まぜこぜな感じが良い!
経緯などはこちらのブログに詳しい。全然関係ないけど、ピュズラボノームの雰囲気もちょっとだけ感じたりして。来年も飲めますように。
東北では、山形や福島はワインの銘醸地なんです。
身震いするようなボトルが並べられたのですが、選んだのはこちら。
ボンヌ・マール、グランクリュ。幸せすぎてしにそうになった。
2015年3月4日水曜日
シュナンブラン月間: サヴニエール・クレ・ド・セラン
ついにやってきた、シュナンブラン月間のメインイベント。サヴニエール・クレ・ド・セランですよ。一部で言われていますが、フランス5大白ワインの1つ。
このサヴニエール・クレ・ド・セランは、ニコラ・ジョリーというカリスマが7 haだけ単独所有しているAOC。
ニコラ・ジョリーは、何と言っても、ビオディナミの伝道師。
ビオディナミとは何か?ビオディナミと自然派の違いは何か?
ビオディナミ (英語ではバイオダイナミクス) は、シュタイナーが提唱した理論に則った (ややオカルトチックな) 農法。私はスピリチュアル系が苦手なので、ビオディナミってなんだかなぁと思っていたのですが、本当においしいワインを飲んで以来、しぶしぶではありますが、結果としての産物を大いに認める派 (笑) です。
「自然派ワイン」や「ビオワイン」(フランス語ではヴァンナチュール) は、一般的には有機農法で栽培され、醸造時にもできるだけ作為的な工程を避けるワインだと思いますが、「何が自然か?」はとらえかたによってさまざまで、明確な定義はありません。曖昧でロックです。ただ、ビオディナミはその一派ということができるでしょう。
=======
サヴニエール・クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン (SAVENNIERES CLOS DE LA COULEE DE SERRANT)
産地: フランス、ロワール地方
生産者: NICOLAS JOLY
ヴィンテージ: 2010年
品種: シュナンブラン 100%
アルコール度数: 15.5%
価格: 6000円程度
=======
ひえー、アルコール度数15.5%って、白にしては非常に高い。ボトルの裏ラベルにも書いてあるのですが、かなり熟すまで待って収穫していることと、収量を抑えていることが、糖度を上げて (アルコール度数を上げて) いる理由なんでしょう。
色は濃い。もうオレンジに近い麦わら色。
香りは、少しセメダインぽい匂いがする。これはビオ由来というより、シュナンブランの個性かも。嫌な感じではない。火打ち石って表現したほうがいいのかもしれないけどw
アプリコットや梅っぽい香りとミネラル感。
飲めば、うっとりするような芳醇さが広がる。一方でスルスルと入り込んでいく親しみやすさも。温度が上がると、最後に酸味が追いかけてきます。甘味と酸味が舌の周りで絡み合う。
本来はデキャンタージュするか、抜栓してしばらくおくほうがいいようです。
温度も冷たくしないで。
私の貧しいボキャブラリーでは表現できないのですが、ホントにおいしい。
今回はお勉強のために大枚はたきました。
わーん、お金ないけど、また買っちゃいそう!
そういえば、最近見たニュースで、ニコラ・ジョリーがロワールワイン委員会を脱退したってのがありました。ロックですなぁ。
このサヴニエール・クレ・ド・セランは、ニコラ・ジョリーというカリスマが7 haだけ単独所有しているAOC。
ニコラ・ジョリーは、何と言っても、ビオディナミの伝道師。
ビオディナミとは何か?ビオディナミと自然派の違いは何か?
ビオディナミ (英語ではバイオダイナミクス) は、シュタイナーが提唱した理論に則った (ややオカルトチックな) 農法。私はスピリチュアル系が苦手なので、ビオディナミってなんだかなぁと思っていたのですが、本当においしいワインを飲んで以来、しぶしぶではありますが、結果としての産物を大いに認める派 (笑) です。
「自然派ワイン」や「ビオワイン」(フランス語ではヴァンナチュール) は、一般的には有機農法で栽培され、醸造時にもできるだけ作為的な工程を避けるワインだと思いますが、「何が自然か?」はとらえかたによってさまざまで、明確な定義はありません。曖昧でロックです。ただ、ビオディナミはその一派ということができるでしょう。
| 威厳ないわー、この写真w |
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サヴニエール・クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン (SAVENNIERES CLOS DE LA COULEE DE SERRANT)
産地: フランス、ロワール地方
生産者: NICOLAS JOLY
ヴィンテージ: 2010年
品種: シュナンブラン 100%
アルコール度数: 15.5%
価格: 6000円程度
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ひえー、アルコール度数15.5%って、白にしては非常に高い。ボトルの裏ラベルにも書いてあるのですが、かなり熟すまで待って収穫していることと、収量を抑えていることが、糖度を上げて (アルコール度数を上げて) いる理由なんでしょう。
色は濃い。もうオレンジに近い麦わら色。
香りは、少しセメダインぽい匂いがする。これはビオ由来というより、シュナンブランの個性かも。嫌な感じではない。火打ち石って表現したほうがいいのかもしれないけどw
アプリコットや梅っぽい香りとミネラル感。
飲めば、うっとりするような芳醇さが広がる。一方でスルスルと入り込んでいく親しみやすさも。温度が上がると、最後に酸味が追いかけてきます。甘味と酸味が舌の周りで絡み合う。
本来はデキャンタージュするか、抜栓してしばらくおくほうがいいようです。
温度も冷たくしないで。
私の貧しいボキャブラリーでは表現できないのですが、ホントにおいしい。
今回はお勉強のために大枚はたきました。
わーん、お金ないけど、また買っちゃいそう!
そういえば、最近見たニュースで、ニコラ・ジョリーがロワールワイン委員会を脱退したってのがありました。ロックですなぁ。
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