それでは寂しいので、特定品種を集中して飲んでみようと、まずはスペインの代表品種で、「早熟」という意味を持つ、テンプラニーリョを2本選んでみました。
1本目は、王道のペスケラ。以前レゼルバを飲んでいるのですが、今回はそれよりランクが1つ下のクリアンサ。スペインのワイン法では、熟成期間の長い順に、グランレゼルバ > レゼルバ > クリアンサと名称が変わります。階級はDO。
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王道!って感じの見た目 |
Tinto Pesquera Crianza (ティント・ペスケラ・クリアンサ)
産地: スペイン、リベラ・デル・ドゥエロ
生産者: Alejandro Fernandez
品種: テンプラニーリョ (ティントフィノ) 100%
アルコール度数: 13.5%
価格: 3000円程度
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色は濃いルビー色。香りは、温かい感じのスパイス、リコリス、なめし革、枯れ葉。香りは複雑だなー。タンニンはやはり強く、鉄っぽくもあるけれど、抜栓してしばらくたっているためか、わりと滑らか。後味は少しリコリス。イメージからかもしれないけれど、クラシックな味わいです。
もう1本は、モダンな造り。階級的にはDOより格下のVdTで、表面的にはテーブルワインなのですが、おそらく造り方と熟成期間が規定から外れるというだけで、ワイン自体の品質は高いと思われます。これは、いわゆるボルドースタイルなのかな。
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このラベルの絵はどうなの... |
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TRIDENTE Tempranillo (トリデンテ・テンプラニーリョ)
産地: スペイン、カスティーリャ イ レオン
生産者: Bodegas Tritón
品種: テンプラニーリョ (ティンタ・デ・トロ) 100%
アルコール度数: 15.5%
価格: 2300円程度
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色はやっぱり濃いルビー。香りは、甘い!リキュールのような、チョコレートのような、うっとりするような凝縮した香りがします。樽由来ですね。そして、こちらもスパイシー。
驚くべきは、そのアルコール度数の高さですが、味わってみても、その強さをひしひしと感じる甘みがあります。タンニンも強いのですが、若いのに渋さはなく、とても飲みやすい。最後に果実感とリコリス。
私の味覚は単純で、わりと新世界好きなので、トリデンテのほうが好みなのですが、抜栓してからの開き方や味の変わり方は、断然ペスケラのほうが複雑で面白いので、ゆっくり楽しみたいときにおすすめです。トリデンテはボルドースタイルなのかもしれないですが、ガツッとくるので、フランス的なクラシックな味わいが好きな人はペスケラのほうが向いているかも。
これでテンプラニーリョの特徴はつかめたんだろうか。タンニンは強いのに飲みやすいところと、リコリスっぽさが共通だった気もするけれど、どうなんだろー。
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