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2015年11月26日木曜日

ヴィーノ ピノ グリージョ / チャールズ・スミス・ワインズ

久々に、テイスティングメモを。

私の好きな、アメリカ・ワシントン州のチャールズ・スミスです。
品種はピノグリージョ。

ブドウ品種にはシノニムと呼ばれるバリエーションがあります。同じ品種だけど、国や産地によって呼び方が異なる別名のこと。シラーとシラーズ (オーストラリア)、ピノノワールとシュペートブルグンダー (ドイツ) とかね。

フランス、アルザス地方の主要品種、ピノグリ。イタリアではピノグリージョと呼ばれています。この子はイタリアじゃなく、アメリカ・ワシントン州で作られていますが、ピノグリージョなんだそう。ボトルの裏には、"Fresh and pure, Italian inspired and locally produced" と書いてあります。

こちらのサイトでは、ピノグリとピノグリージョは全然違う味わいだぞ!ということがきちんと書かれています。ピノグリは重厚、ピノ・グリージョは軽やか。

アメリカで造られていますが、この子は軽やかな味わいということですね。


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ヴィーノ ピノ グリージョ
産地: ワシントン州、エンシェントレイクス
生産者: Charles Smith Wines
ヴィンテージ:  2013年
品種: ピノグリージョ 100%
アルコール度数: 12%
価格: 2300円くらい
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香りはすっきり。公式サイトには Fresh cut hay、刈りたての干し草とありますが(笑)、要は草...?草と言っても、ソーヴィニヨンブランのような青々した感じではなく、やはり刈った後と表現したい、立ち上るような独特の香りがあります。花や蜜の香りもある。

テイストは、酸味のなかに、ちらりと感じるピノグリらしい甘みと苦み。確かに軽快なんだけど、どこかひっかかる、エッジィな味わい。ミネラリーって言っていいのか、これ。

期待したような、濃ゆい、熟した感じのピノグリっぽさはないけれど、週末のブランチ (と言えば聞こえがいいが、要は昼酒) に気持ちよさそうな1本。

なんでいきなりピノグリかと言うと、先日、とあるお店で城戸ワイナリーのピノグリを飲む機会があったのですが、アロマティックかつフルーティでありつつ、肉にも負けないその濃さとねっとり感に衝撃を受け、ピノグリをいろいろと飲み比べてみたいなと思った次第。

 ここから、今年いっぱいはピノグリが続きます。コテコテのアルザス2本、ニュージーランド1本を買ってあるのですごく楽しみ。でも、濃すぎて飽きちゃうかなぁ。

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