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2015年9月13日日曜日

「努力せずにワインジャーナリストになろう」その5

放置ブログと化していますが、とりあえず授業の5回目分の課題をアップ。

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お散歩気分でワイナリーへ行こう!

 日本にも素晴らしいワイナリーがたくさんあることは、最近よく知られている。東京からも、山梨県や長野県など、地方のワイナリーを訪れたことのある人は多いはずだ。しかし、当たり前だが、ワイナリーの多くは広大なブドウ畑があるため、不便な場所にあるのが普通。車だとドライバーは試飲もできず、お子様と一緒にブドウジュースをすするしかない。
 
 そんな東京都民に朗報だ。東京にもワイナリーが立て続けに2軒もオープンしたのである。今回は、2014年に設立された東京初のワイナリー、その名も「東京ワイナリー」をご紹介したい。西武池袋線大泉学園駅から徒歩10分ほどの住宅街にあるこぢんまりとしたワイナリーで、今のところ自社畑はなく、ブドウはすべて信頼できる農家から買う。中を見学させてもらうと、除梗破砕機やステンレスタンクをはじめ、醸造設備はみな小さくて可愛らしい。訪れたときは、東京産の品種である「高尾」の仕込み中で、代表の越後屋美和さんが掲げる「東京の農産物のおいしさを、多くの人に伝える」という目標そのものがそこにあった。当日はイベントだったため、いくつか試飲できたのだが、シュールリーのシャルドネ、ナイアガラ、スチューベン、そしてできたてでまだ瓶詰めしていない藤稔など、どれもフレッシュでキュートな味わい。実はすぐに人気が出て、市場ではワインをなかなか手に入れられないのが残念だが、こまめに訪れればワイナリーで購入できるチャンスはある。散歩の途中にフラリと立ち寄る感じで、ぜひ東京の小さなワイナリーを訪れてみてほしい。

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外観。のどかな練馬の住宅街にあります。
 

当日の試飲ラインナップと、おみやげの東京産野菜。

(追記: 右端は練馬産ブルーベリーのお酒。ワイン以外ではキウイ酒やシードルなんかも造っています。ワイン以外のお酒も造っているのは、好みというのも大きいでしょうが、酒類製造免許を維持するためには、果実酒の場合、年間6000リットル製造しないといけないというのも多分にあるだろうと思います。750ml瓶だと8000本だもんね... ブドウを確保するのも大変。)

東京ワイナリー:
http://www.wine.tokyo.jp/

公式Facebookページ:
https://www.facebook.com/tokyowinery

去年のクラウドファンディングのページ:
https://www.makuake.com/project/tokyowinery/
今年はもっと値段を下げて広く年間会員を募集すると知り、さっそく応募。また行けるのが楽しみです。

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葉山先生からは、「次は行ったことのないワイナリーを資料と想像力だけで書いてみればどうでしょう」というお言葉をいただいたので、そうする予定。

書く才能...というか、コンスタントに書き続ける能力(何かを続ける能力全般と言っていいかもしれないけど)に欠けるなとしみじみ感じています。自分でも楽しみながら書き続けたい。



そういえば、ワインの呼称資格試験の季節。早いなぁ。あれからもう1年。

8月に1次試験が終わり、今年は2次試験まで2か月あるそうです。去年みたく4週間しかないのも辛かったですが、2か月という長期間、体調と気持ちを管理するのは大変だと思います。受験生のみなさま、がんばってください。